活動記録

★立ち上げ期 2010年~

勉強だけではなく、心も元気にすることを目標
多岐に渡る課外活動で様々な体験→長所発見→自信を育む

・地域のお祭りなどに主催者側から積極的に子ども達と共に参加 (屋台運営の手伝い)
→地域で子ども達を育てる
→受け身ではなく、自ら課題を見つけ実行に移す社会性を育成

・さまざまな課外活動で様々な体験
→長所発見
→自信を育む

《学習支援を行ってきた施設》
沼間コミュニティーセンター(当時沼間公民館)、市民交流センター、久木会館、鎌倉福祉センター

《主な課外活動》
食育体験(収穫、調理体験・工場見学)・・・大根、ほうれん草、とうもろこし、しらす、とうふなど
夢応援プログラム(デザイナー、ファッションショー、子ども屋台など)
チャレンジ合宿(いじめ防止プログラム)など

★過渡期 2015年頃(5年目頃)~

引き続き子どもたちの「自己肯定感・自信」の向上へ向けた取り組み
勉強ができないことによる自信喪失問題→認知特性に合わせた指導開始

・勉強以外のことで長所を認めても、内側から湧き上がる「自信」が生まれない子もいた
→テストで結果が出せるような、基礎学力が大切なことを改めて感じ、あらゆる塾教材等を試す
→しかしながら、何度同じプリントを行っても、学力が身につかない子がいた

・認知特性に合わせた指導開始
→一人ひとりが理解しやすい方法を丁寧に探りながら学習サポートを実施。漢字を何度 書いても覚えられない子には、唱えて覚える学習方法を提案、集中力がない子には、その理由を探り、目の疲 れからきている場合には、ブルーライトカット防止の眼鏡を着用してもらう。また、プリントの色をクリーム 色に変えたり、説明する際の色を黒ではなく、本人が見やすい赤や青にした。

・本当に好きなことを思う存分できる環境を整える(アート制作可能な環境の整備など)

・心を元気にすることを考え寺子屋カフェを設けやる気が出るまで待つ工夫
→勉強以外の面でも考えられうる、あらゆる支援をおこなった結果、子ども達は自分と向き合い、 本当は「勉強ができるようになりたい!」と思っていることに気がつく。

2016 年 10 月、新しい拠点にてより地域に根差した活動を開始(沼間のキリガヤビル1階)

★支援から指導へ 2017年(7年目)

算数をベースとした思考力レッスン開始→たし算・ひき算からのさかのぼり学習
基礎学力向上により自信がついた子も

・どんな子ども達も「できるようになりたい」「学びたい」という気持ちが必ずある

・やる気が出たときに確実に「学習効果」が出る学習法をしっかり提示できることの大切さ

・学習支援を通して築かれた人間関係の上の「指導」を通して、現在、CoCoLo の会が考案したプログラムで、心の底から「やればできる」と感じる体験の輪が広がり、学ぶことに意欲的で生き生きした子ども達が増えた。
→チームビルディングを導入した試験対策
→テストの得点 UP、内申 UP
→数学の偏差値が40→60へ上がる子も
→音声や画像を使ったオリジナル授業(テレビのクイズ番組風)

★不登校支援本格化2018年(8年目)

CoCoLoの会での活動がはじめて学校の出席扱いとなる

【連携したことのある学校(2023年2月現在)】
沼間小学校、久木小学校、葉山小学校、長柄小学校、沼間中学校、久木中学校、逗子中学校、南郷中学校、高舟 台小学校(横浜市立)、私立緑ヶ丘女子高等学校、私立聖園女学院中学校ほか

【主な実績】
中学受験合格、高校受験合格、高校浪人サポート、英数偏差値の大幅アップ(例:偏差値 40→60)、私立高校特 待生合格(学費免除)、私立高校特進クラス合格、公立高校2次選考合格(当日の試験と面接のみ 定員のわずか 10%)

★大改革~全面無料化へ 2019年(9年目)

誰かの期待に添うのではなく子ども本人が望むものへのサポート開始
お金を支払うことから生まれる子ども自身の「しなければならない」を撤廃

・大人が考えている「よかれと思って」と「子ども達が求めているもの」が食い違っているこ とに気づく
→本人以外からの「やらせたい」を一度断ち切り、子どもたち自身から湧き上がる「やりたい」のみに焦点を当てる
→すべての活動を無料化へ

・保護者側の「お金を払っているのだから〇〇をさせたい」を撤廃
→子どもに「させる」を取り除く

・子ども側の「親がお金を払ってくれているのだから〇〇しなくてはいけない」を撤廃
→子どもに本人が望まない「我慢」をさせない

★「スクール」から学校の原点である「スコーレ」へ 2020年(10年目)

ゆったり流れる時間の中で自らの心が向くままに主体的に学ぶ
自分自身とじっくり向き合う時間

・保護者に方針を理解して頂き、子ども達がプレッシャーのないのびのびできる環境を作った上で、 「やりたくないことを無理にやらず、やりたいことだけをやっていく」
→例外として、その子自らの強い信念で保護者や周囲からのプレッシャーをはねのける場合がある
→自らと向き合う
→自ら創造していく

・スコーレ(scholē) とは、もともと「暇・ひま」を意味する古代ギリシャ語で、スクール(school) の語源とされている。ゆったり流れる時間の中で自分の興味のあるものに主体的に取り組むことがゆるされた時間。

・自習制、完全予約制の導入
→自分と向き合う
→他者に頼らず、自らが居心地のいい空間を自らが創り出す

★子ども達からの学びが大人を成長させる環境へ 2021年(11年目)

ココロの憲法を制定
子どもたちの自由を守る必要性

・ココロの憲法
1 CoCoLoの会は子ども達の自由を制限しません
2 CoCoLoの会は子ども達に大人の価値観を押し付けません
3 CoCoLoの会は子ども達に望まない我慢をさせません

・これまで子ども達から学んだことを「ココロの憲法」とした。
→それを大人の活動に応用させたところ大人の成長へとつながった
→無料フード開始
→無料食卓開始

★子どもに「させる」ではなく、大人自身が「やる」環境へ 2022年(12年目)~

さまざまな角度から枠を飛び出し自由に生きる楽しさを地域へと伝える
その先に子どもたちが安心して自由に過ごせる世界がある

・2つの教育コンセプトの誕生
→子どもにさせるではなく、大人自身がやる
→子どもを変えるのではなく、環境を作り変える

・ブランドココロの誕生
→おすそ分けバッグ
→毛糸の帽子やマフラー
→規格外大根

・現在の CoCoLo の会の活動はさまざまな角度から枠を飛び出し自由に生きる楽しさを伝えている。子どもに「させる」のではなく、大人自身 が実践をしている。