
少年との衝突から生まれた新たな問い
前章の「ALL地域で子どもを育てる」と並行して、
「どうすれば、勉強ができるようになるのか」
に、引き続き向き合ってきました。
それは、勉強がイヤで、
元気を失っていく子どもたちを何度も見てきたからです。
なんとか力になりたい。
その一心で、方法を探し続けていました。
そんなある日、
ひとりの少年が授業開始の時間になっても
学習用タブレットでゲームを続けていました。
声をかけても、顔を上げません。
ただ、静かに、深く、没頭している。
当時は授業料をいただいて運営していたこともあり、
正直、戸惑いがありました。
けれど、その姿を見ていて
あることに気づきます。
これは反抗ではない。
ただ、本気なだけだ。
しかし、私たちもまた本気でした。
この時間を意味あるものにしたいと、
真剣に準備をしてきました。
それは、本気と本気が、
正面からぶつかった瞬間でした。
そのとき生まれたのは、
対立ではなく、新たな問いでした。
科目の枠を撤廃宣言!
「そこまで本気になれるものの中には、
何か大事なものがあるのではないか」
その考えにたどり着いたとき、
私たちはひとつの決断をします。
それは、“科目の枠を外す”ことでした。
そして、
子どもたちの前でこう宣言しました。
「これからこの場所では、科目の枠を撤廃します。
勉強も、ゲームも、絵を描くことも、
同じように価値あることとして考えます。」
不思議なことに、枠を外すことに怖さはありませんでした。
むしろ、どこか腑に落ちる感覚。
これまで探してきたものが、
ここにあるのかもしれない。

科目の枠を、撤廃宣言!
「そこまで本気になれるものの中には、
何か大事なものがあるのではないか」
その考えにたどり着いたとき、
私たちはひとつの決断をします。
それは、“科目の枠を外す”ことでした。
そして、
子どもたちの前でこう宣言しました。
「これからこの場所では、科目の枠を撤廃します。
勉強も、ゲームも、絵を描くことも、
同じように価値あることとして考えます。」
不思議なことに、枠を外すことに怖さはありませんでした。
むしろ、どこか腑に落ちる感覚。
これまで探してきたものが、
ここにあるのかもしれない。
喜ぶ子、戸惑う子
やりたいことが明確な子は、
迷わずそれに打ち込みました。
一方で、
「何をしたらいいかわからない」と戸惑う子も
少なくはありませんでした。
私たちは、戸惑う子たちには
これまで通りの授業も続けました。
けれど心のどこかで、
問いは消えません。
「本当に、これでいいのだろうか」
もし勉強がしたいのなら、
自ら学び始めるはずだからです。
そう考えたとき、
ある事実が浮かび上がりました。
子どもたちは、
勉強をやりたくてやっているわけではない。
では、
私はなぜ、
勉強を教えようとしているのだろう。
その問いは、
静かに私の中に残りました。

1. 10-16 | 課外 勉強だけでなく心も育てる
2. 10-16 | 学習 CoCoLoは勉強から逃げない
3. 17,18 | 地域 ALL地域で子どもを育てる!
4. 17,18 | 学習 少年との衝突と価値観の大転換
5. 17,18 | 学習 成績向上と「教える」を手放す
6. 17,18 | 不登校 「まっぷ」誕生と出席扱い
7. 19 | 大改革「全面無料化」へ
8. 19 | 「させたい」から抜け出す準備期間
9. 19 | 子どもに教わった本気の「やりたい」
10. 20,21 | ココロの憲法の誕生
11. 20,21 | スクールからスコーレへ
12. 22 | 地域へ飛び出すCoCoLoの理念
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